労務管理の必要性

2019/03/20 ブログ
労務管理の必要性

なぜ労務管理が重要なのか

 

■労務管理の必要性
「発展する企業にはどんな共通点があるのでしょうか」

世の中にはこの命題に対する多くの関連書籍やセミナーが多く存在します。そして様々な観点からその秘訣が説かれています。それぞれが重要なものと考えられますが、やはり最も重要なのは「ヒト」ではないでしょうか?

企業は社長をはじめとする「ヒト」が運営しています。さまざまな「ヒト」が活動して組織が形成されています。この「ヒト」達が十分に持てる力を発揮し、生き生きと活動しているという状態が理想ではないかと考えます。

しかし現実はどうでしょうか?

職場がぎすぎすしている うつ状態になっている やりがいを感じない等々 「ヒト」が疲弊していませんか?

企業において「ヒト」を活かすためには、有効に労務管理を行う必要があります。管理というと語弊があるかもしれませんが、適切な労務管理を行うことで働きやすい環境を整備する。「ヒト」がその企業のルールに従い、働きやすい環境で活動することで生き生きとしてくる。そんな組織づくりのためには、しっかりとした労務管理が必要です。

「ヒト」を活かす労務管理が必要なのです。

 

■企業での労務管理の重要性
「職場ではどうでしょうか」

現場の「ヒト」は個人の集まりです。それぞれ個性を持った優秀な人材が集合して組織を形成しています。

しかしその個性のために横のつながりがうまくいかずセクショナリズムが強くなる場合があるのではないでしょうか。また、人手不足などのマンパワー不足により、組織の中の「ヒト」達が、潜在的かつ慢性的な不満を抱えているような状態もあるのではないでしょうか。

現場で働く「ヒト」達が強い不満を持っていたり、メンタル不調である場合、顧客に対するサービスの質は通常の時よりも劣化していることは明白です。企業活動の継続(ゴーイングコンサーン)の面からも危険な状態であるということは言うまでもありません。

この危険な状態を解消するためには、やはり適切な労務管理が必要です。しかし、企業という組織の中ではそれほど労務管理業務は重要視されていません。事務職の一部の方が一般的な知識の中で運用している状況です。労務管理の不備から訴訟に発展するケースが増加しつつあり、事が起こってから重大さに気づくという場合もあります。

人材確保の面からも労務管理の充実は重要です。優秀な従業員ほど、どの職場を選択しようと考えるとき、やりがいのある職場を選ぶものではないでしょうか。人材の流出を防ぎ、優秀な人材を招き入れる組織力向上のためにも適切な労務管理は必要なのです。

適切な労務管理こそが重要なリスクマネージメントなのです。

 

■労務管理で目指すべきもの
「自社のビジョンやミッションとは」

それぞれ自社のビジョンやミッションをお持ちだと思います。その実現のために日々努力奮闘されていることと思います。しかしながら、社長おひとりでその実現は不可能です。組織を形成する「ヒト」がビジョンやミッションを共有して活動してこそ、その達成が約束されます。

適切な労務管理で「ビジョンやミッションの共有」「職務負担の軽減」「やりがいの創造」「健康的な職業生活」「働きやすい職場形成」「キャリア形成支援」等々により個々のモチベーションの向上を達成し、組織力の向上を実現していけます。セクショナリズムを排除し、顧客に対してチームで取り組んでいける組織作りを実現して行けます。

適切な労務管理はビジョンやミッションを達成するツールなのです。

 

■実現のための方法
「専門家の活用とPDCAサイクル」

私たち社労士ができることは限られています。

適切な労務管理を実施するためには、様々な課題があり困難なことがたくさん出てくると考えられます。ひとりの専門家の力ではとても解決できません。ひとつひとつの課題をたくさんの方々と連携し議論しPDCAサイクルで解決していくことで、素晴らしい職場環境が醸成されていくと思います。

また、多くの方々から意見を拾い上げ、一緒に解決していく。このように困難な状況を皆で乗り切っていくことで組織力が向上し、「ヒト」達が十分に持てる力を発揮し、生き生きと活動している状況が生まれてくると考えます。そのために、専門家である私たち社労士をアドバイザーとして活用していただければと切に願います。

主役は現場の方々です。